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「Microsoft365」は生活費の一部

「Microsoft365」は「Office機能」といくつかの「プレミアム機能」が合わさったパッケージ製品です。

2020/4/22に「Office365」から「Microsoft365」に名称が変更になりました。Office機能がメインならそのままでもよかったのでしょうが、そうではなくOffice機能をラインナップの一部だと表現するために変更したとも考えられます。

「Microsoft365」は「永続ライセンス版Office」をさらに充実させたものなので別の製品で完全再現しようとすると5000円/月程度かかります。それが初年度541円/月、次年度909円/月で利用できます。「Microsoft365」はPC作業効率やデータの安全性を考えると生活費の一部にすべき内容です。

今回は「Microsoft365」についてまとめました。

「プレミアム機能」3種の価値は3,000円/月

「Microsoft365」に付属する「プレミアム機能」は単体でも加入する価値があります。さらにプレミアム機能はこれからも追加されていく予定です。「Office365」が「Microsoft365」に名前を変えた理由が納得できますね。

「オンラインストレージ1TB」(1,000円/月)

「Microsoft365」がもつ「プレミアム機能」の1つめはオンラインストレージです。

「OneDrive」の容量が1TB分提供されます。「Microsoft365」に加入していればPCを購入するときでもディスク容量が気になりません。容量を考慮して起動が遅いHDDを選ぶ必要はありません。

同等のサービスには「DropBox」などがあります。「DropBox Plus(2TB)」の料金は1,200円/月なので、1TBは1,000円/月くらいで換算しておきます。

「Microsoft365」をオンラインストレージサービスとして考えれば「Office Pro」が無料で手に入る感覚です。

「無料通話60分」(1,700円/月)

「Microsoft365」がもつ「プレミアム機能」の2つめは無料通話です。

「Skype」の無料通話が60分提供されます。「Microsoft365」に加入していればスマホの通話代が気になりません。キャリアの通話プランをカケホーダイやカケホーダイライトにしなくても安心できます。

ドコモの場合、無料通話をつけずにスマホから60分通話する場合2400円相当(20円/30秒)になります。使い過ぎを防ぐために入るドコモの「かけ放題」オプションの料金は1700円です。

「Microsoft365」をかけ放題サービスとして考えれば「Office Pro」が無料で手に入る感覚です。

Skype - 無料のチャットとビデオ通話

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「オンラインの暗号化保存」(300円/月)

「Microsoft365」がもつ「プレミアム機能」の3つめは個人用金庫(Vault)です。

「OneDrive」に強固なセキュリティ領域を持つことができます。「Microsoft365」に加入していれば重要ファイルの保存先を気にする必要がありません。個人情報をすべて集約し必要なときに情報を取り出せます。盗難や紛失を考えなくてもよいため、暗号化できるセキュリティUSBよりも安全です。

パスワード管理ソフトの1PasswordもVaultを作成する機能があります。
2.99ドル/月で利用することができます。

「Microsoft365」を重要ファイルの保存サービスとして考えれば少しの出費で「Office Pro」が無料で手に入る感覚です。

「Office機能」の価値は1,827円/月

「Microsoft365」のメリットは常に最新のOfficeを利用できることです。常にProfessional版を使える贅沢さを味わうには最新の「永続ライセンス版Office」を3年毎に契約する必要があります。Officeの種類はProfessional版です。

月額の計算は「購入金額÷3年」になるので、65,784円を最大3年(36ヵ月)で割ると1,827円/月です。

これだけで「Microsoft365」の利用料を超えていることになります。

「2台限定ではなく台数無制限」

「Microsoft365」のインストール台数は無制限です。「永続ライセンス版Office」は2台までに限られているため1827円/月のライセンスを複数購入する必要があるので高額になります。複数台所有しているPCやスマホすべてにインストールしたい場合は「Microsoft365」が最適です。

「Microsoft365」は909円/月

AndroidのOneDrive経由での契約は909円/月です。それ以外にも支払いを安くする方法はあります。

  1. 【909円/月】AndroidのOneDriveアプリ経由で月額プランを30%OFF で契約する。いつでも可能。
  2. 【868円/月】Amazon プライムセールで年額プランを10,417円で購入する。
  3. 【715円/月】3000円キャッシュバックキャンペーンで年額プランを8,581円で購入する。
  4. 【541円/月】Windows10 バージョン2004へのアップデート直後に年額プランを50%OFF(初年度のみ)で契約する。ただし個人アカウントがMicrosoft365未加入の場合に限る。
  5. 【566円/月】AmazonプライムセールでFireHDエッセンシャルセットに付属するオンラインコード版6,802円を購入する。
Microsoft OneDrive

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「永続ライセンス版Office」は無料で入手

PCを利用するユーザーにとって「Microsoft365」は必須のサブスクリプションと言えます。ただし「Microsoft365」があれば「永続ライセンス版Office」は機能が被るので不要になります。日本で販売している「Microsoft Surface」はなぜかOfficeありなしの選択ができません。「永続ライセンス版Office」を余らせているユーザーは大勢います。

「永続ライセンス版Office」が必要なら周辺の「Microsoft365」ユーザーに譲ってもらえるかもしれません。無料で入手できる可能性は高そうです。

「Microsoft365」を解約するときの注意

「Microsoft365」の支払いをやめてもファイルを読むことは可能です。ただしOneDriveの「プレミアム機能」を活用している場合はOneDriveの1TB分の超過ファイルや、個人用Vaultが消えてしまうので注意が必要です。

解約してライセンスの有効期限が切れた後は「期限切れ」「無効」「プロビジョニング解除」に移行していきます。

期限内を過ぎてもアクセスができる状態(期限切れ)なら別の場所にファイルを退避させることが可能です。アクセスできなくなった状態(無効)なら再契約してファイルを退避させることも可能です。しかし再契約もできなくなった状態(プロビジョニング解除)ならファイルを復元することは不可能になります。

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