ねこ化

自宅のネットワーク環境を改善

ネットワーク構成図

1ギガプランの光回線、4800Mbpsの高速Wi-Fiルーター、高いサービスや製品を使っているはずなのにインターネット速度が出ない。改善の第一歩はボトルネックを探すことです。

今回は自宅のネットワーク環境を改善するための方法をネットワーク図を使ってわかりやすく説明していきます。

無線親機の決め方

3Dネットワーク構成図を使って新居の自宅の配線を作図してみました。

自宅で光回線を契約している方なら、玄関先にレンタルルーターとハブが設置されているのではないでしょうか。今はNTTフレッツ光ネクスト1ギガプランを契約しています。有線LANのみのシンプルな契約です。

黒いボックスはルーターとハブを、チェック丸は壁に設置された有線LANのポートで実線は有線LANケーブルを表しています。

レンタルルーター

NTTフレッツ

NTTから供給されたホームゲートウェイ(HGW)の型番はPR-400MIでした。HGWはONUとルーターが一体化した2in1の機器ですが、無線LANカードを取り付けて3in1に進化させることも可能でした。点線はWi-Fi接続を表しています。

レンタル品のHGWに含まれるルーター機能は市販のルーターに比べて性能はよくありません。さらに玄関付近に設置しているので奥の部屋にはWi-Fiの電波が飛びにくくなります。壁の遮蔽に強い2.4GHz帯で接続できますが5GHz帯と比べると速度は大きく低下してしまいます。

そういう意味でこの配置は問題があります。赤い表示はボトルネックを表しています。ハブはギガポートハブに変更したのでボトルネックではなくなりました。

NURO光

NURO光から提供されるホームゲートウェイ(HGW)はONUとルーター、無線機能が最初から一体化しています。回線は2Gbpsですが、HGWの性能により1Gpbsしか分配できません。

ルーターの製造メーカーは情報漏洩が懸念されるZTEやファーウェイが採用されていおり1台だけではセキュリティ面での心配が残るのがネックです。

市販ルーター

レンタルしたホームゲートウェイ(HGW)の直後には市販ルーターの設置をおすすめします。市販ルーターなら最新のWi-Fiを導入しやすいでしょう。

厳密にいえば同じネットワーク内に2つのルーターが存在する二重ルーター状態になりますが、この接続であれば実際の速度はほぼ変わりません。まずは処理能力の分散と安全性を確保できる二重接続を試してみましょう。

無線子機の増やし方

無線ルーター

リビングのWi-Fi環境をよくするためにはWi-Fiルーターを追加します。

ルーターモード

子ルーターをルーターモードで接続したときのネットワーク図です。この接続は二重ルーターです。子グループ(色が濃いグループ)と親グループは別々になるのでプリンタ共有などができなくなります。

ただし意図的に隔離部屋を作りたい場合は有効な方法です。

ルーターを追加すると親ルーターと子ルーターそれぞれのSSID/PASSが必要になります。そのため部屋を移動すると接続が切り替わるため電波が途切れてしまいます。

ブリッジモード・APモード

ブリッジモードやAP(アクセスポイント)モードで接続したときのネットワーク図です。子ルーターのルーター機能はOFFになります。子グループは親グループと同じグループなのでプリンタ共有も可能です。

環境を変えずに電波強度の問題を解決できる方法です。

同様に親ルーターと子ルーターのSSID/PASSは別々に存在しており部屋を移動すると接続が途切れるデメリットがあります。

メッシュWi-Fi

リビングの電波状況を改善するためにはメッシュWi-Fiの環境を構築します。1つのSSID/PASSだけで接続できて子ルーターを置くだけの手軽さがメリットです。

デュアルバンド

メッシュWi-Fiのメリットは1つのSSID/PASSで利用できることです。部屋を移動したときの接続切れが起こりません。

親ルーターと子ルーターは無線で接続されますがこのメッシュ間通信は専用帯域ではありません。他の通信と共用で利用されるため処理能力の低下が心配されます。またルーター同士が離れてしまうと2.4GHz帯での接続に変わる速度が大きく低下します。

イーサネットバックホール

メッシュ間を有線で接続する方法です。回線速度を減衰させることなくWi-Fiの5GHz帯で接続します。そのため回線速度が最高のパフォーマンスを発揮できます。

手軽さと速度を兼ねそろえた万人におすすめの接続方法です。

トライバンド

メッシュ間通信専用の5GHz帯域を持ったトライバンドメッシュWi-Fi製品を使った接続です。Wi-Fi6(802.11ax)、4ストリームという十分なアンテナ数で接続すればメッシュ間の通信速度は4.8Gbpsになります。

トライバンドの製品は高価ですが、最高の速度に加え設置場所の自由度が上がります。

レンタルルーターの再設定

ルーターオフ・DMZホスト

NTTフレッツ

フレッツ光のホームゲートウェイ(HGW)はルーター機能をOFFにできるのでONUの機能だけ残せばルーターの二重接続状態から解放されます。

このときPPPoE方式のIPv4接続で契約していれば問題ありませんがIPoE方式のIPv4 over IPv6接続を契約している場合は対応ルーターを使用する必要があります。

NURO光

NURO光のホームゲートウェイ(HGW)はルーター機能をOFFにすることができません。代わりにDMZホスト機能でルーターのIPアドレスを全ポート開放すれば通信を無視することができます。

ゲームの遅延を極限まで減らすためにHGW側でルーターのDMZを、ルーター側でゲーム機のDMZを設定することがあります。

将来的なアップグレード

近年、1ギガプランを超える光回線としてNURO光(2ギガ)やフレッツ光クロス(10ギガ)が登場しています。今すぐに必要なくても将来的なアップグレートに対応できる製品を選びたいものです。

1ギガを超える速度を黄色で表示しました。

NURO光(2.5GbE) メッシュ化

NUROの戸建てプランでは2.5GbEを搭載したSONYのルーター(NSD-G1000T)がレンタル可能です。

2.5GbE(WAN)に対応しているASUSのメッシュWi-Fiルーター(XT8)を二重接続すると1ギガを超える無線環境が構築できます。ただし2.5GbE(LAN)ポートを備えていないため各部屋には1ギガの有線LANで接続されます。

NURO光(2.5GbE) 2ギガ配線

SONYのルーター(NSD-G1000T)と2.5GbEに対応したハブを直接接続すると各部屋に2ギガの有線LANを導入できます。

NURO光(2.5GbE) 2ギガ+メッシュ化

2.5GbEのハブを介してASUSのメッシュWi-Fiルーター(XT8)をブリッジモード(APモード)で接続すれば2ギガの有線LAN環境と2ギガの無線LAN環境の両方が構築できます。

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